米先物取引の現況まとめ(2025年2月)=農水省

農林水産省は7日、堂島取引所の米穀指数先物取引「堂島コメ平均」の現状についてまとめた。昨年8月の本上場開始以降、取引は着実に拡大し、直近1月の取引高は1日平均109枚に達している。

米先物取引は2011年8月の試験上場開始以来、4度の延長を経て2023年11月に試験上場を終了。堂島取引所は昨年2月に米穀指数での本上場を申請し、6月に認可を受けて8月から取引を開始した。新たな商品設計では、主食用米の平均価格を指数化し、3トンを1単位とする先物取引を導入している。

取引価格は2025年1月末時点で、2月限が25,820円、4月限が25,700円など、各限月とも25,000円台で推移。取引開始からの半年間で1日平均30枚の取引を記録し、1月には月間出来高2,065枚まで拡大した。

農水省は、価格変動リスクへの対応手段として、米穀指数先物取引の重要性が高まっているとの見方を示している。今後も市場の流動性向上に向けた取り組みを強化する方針。

 

商品先物取引:農林水産省
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