日産証券は25日、同社に対する第三者からの不正アクセスにより、一部サービスを停止したと発表した。現在、不正アクセスを受けたサーバーを隔離し、セキュリティ調査を進めている。同社は、顧客情報の漏洩や取引システムへの影響は現時点で確認されていないとしている。
影響を受けたサービスは、スマートフォンやタブレット向けアプリ「P-フラッシュ」や、商品デリバティブ取引のトレードツール内にあるCX情報ページ、さらに口座開設や資料請求を受け付ける各種フォームなど。利回りファンド関連の機能や、通常の受発注など、取引そのものには影響は出ていない。同社は引き続き、影響範囲の確認と復旧作業の計画策定を進めており、進展があり次第情報を公開するとしている。
日産証券は、「関係各位には多大なご心配とご迷惑をおかけしております」と謝罪するとともに、被害の全容解明と再発防止に全力で取り組む姿勢を示した。
不正アクセスによるサービスの一部停止に関するお知らせ [25/02/25] | 日産証券