CMEグループは13日、銀市場の需要動向を分析した記事を公開した。エネルギー転換が産業需要を押し上げる一方、供給不足が価格上昇を助長していると指摘する。
First Majestic SilverのCEO、Keith Neumeyer氏は「年間約2億4000万オンスの供給不足が続く」と述べた。2024年には銀価格が12年ぶり高値の1オンス34ドルを記録し、銀先物オプション取引も過去最高に達した。
The Silver InstituteのMichael DiRienzo氏は、世界の2024年銀需要が12億オンスに到達し、太陽光発電やEVが需要を牽引すると説明した。一方で、London Metals FocusのPhilip Newman氏は「価格高騰が製造業の代替材料利用を促進する可能性がある」との懸念を示した。
エネルギー転換が進む中、銀需要は今後も増加すると予想されるが、供給不足や代用材の影響も注視する必要がある。
https://www.cmegroup.com/openmarkets/metals/2025/Silver-is-Rising-The-Key-Factors-Fueling-Demand.html