Plus500JP証券(東京・港)が、日本市場でのオンライン金融取引サービスを拡大している。親会社である英Plus500 Ltd.はロンドン証券取引所に上場し、FTSE250種総合株価指数にも採用されるなど、国際的な信頼性が高いグローバル企業だ。その技術力を背景に、独自開発の取引プラットフォームを通じて約1,800銘柄の差金決済取引(CFD)や外国為替証拠金取引(FX)などを提供。世界で2,700万人以上の顧客基盤を持つ。
同社は、2008年にイスラエルで設立されたPlus500グループの日本法人で、代表取締役は越智一真氏が務める。日本では2022年から「Plus500JP証券」として事業を開始し、前身はEZインベスト証券である。金融庁の登録を受けた金融商品取引業者として事業を展開しており、2025年6月2日付で商品先物取引業の許可も取得し、提供サービスのさらなる拡充が期待される。顧客は一つのアカウント、一つのアプリでFXのほか、国内外の株式、株価指数、ETF(上場投資信託)、コモディティなど多彩な金融商品へアクセスできるのが特徴だ。この多銘柄対応と独自プラットフォームの利便性は、多様な投資戦略を持つ現代の投資家ニーズに応えるものと言えるだろう。
Plus500グループ全体では、3億件以上の取引実績と8,000億ドルを超える取引高を誇る。日本市場はグループ内で世界最大のFX市場と位置付けられており、今後の事業拡大に注力している。顧客資産の安全性にも配慮し、信託口座での分別管理や二段階認証システムを導入している。