東京金融取引所が1日に発表した2025年7月の取引所為替証拠金取引「くりっく365」の取引数量は141万1958枚で前月比19.6%増となった。米ドル円が取引首位を維持する一方、株価指数取引は減少に転じている。
7月の取引所為替証拠金取引「くりっく365」の取引数量は141万1958枚となり、前月比では19.6%増加したものの、前年同月比では48.6%減少した。一日平均取引数量は6万1391枚。通貨ペア別では、米ドル円が41万6205枚(前月比2.6%増)と最多。以下、メキシコペソ円が21万1915枚(同47.8%増)、トルコリラ円が20万3810枚(同40.8%増)、豪ドル円が9万410枚(同6.2%増)、南アフリカランド円が8万9412枚(同14.0%増)と続いた。高金利通貨であるメキシコペソ円とトルコリラ円が大幅増となった点が特徴だ。
取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」の取引数量は291万7514枚で、前月比4.9%減、前年同月比44.0%減となった。一日平均は12万6848枚。日経225リセット付証拠金取引は前月比12.2%増の72万7973枚、NYダウリセット付証拠金取引が同32.6%増の75万4378枚と堅調だった。一方でNASDAQ-100リセット付証拠金取引は同37.6%減の45万4976枚と落ち込んだ。金ETFリセット付証拠金取引は前月比18.8%減の11万9113枚(一日平均5179枚)、原油ETFリセット付証拠金取引が同60.6%減の6万7424枚(一日平均2931枚)、銀ETFリセット付証拠金取引が同2.1%減の8万365枚(一日平均3494枚)、プラチナETFリセット付証拠金取引が同50.8%減の3万1932枚(一日平均1388枚)となった。
金利先物等取引の取引数量は13万3833枚で前月比6.2%増、前年同月比6.3%増となった。一日平均は6083枚。全商品の取引数量は496万1425枚で、前月比4.9%減、前年同月比75.6%減となった。一日平均は21万5949枚。為替証拠金取引が持ち直す一方、株価指数証拠金取引は一服感が見られた。