日本商品先物取引協会がまとめた2025年9月の店頭商品CFD取引の取引件数は、前月比24.8%減の9008万4834枚だった。
商品分類別では、エネルギーが同7.4%減の2291万2427枚、貴金属が同31.9%減の4845万0868枚、農産物が同21.9%減の1872万1539枚だった。急減の中心となったのは貴金属である。国際市場で金価格のボラティリティが縮小し、投資家の短期売買意欲が低下した影響が顕著に表れた。エネルギーでは、原油相場が一進一退を繰り返し、市場参加者の取引姿勢が慎重になったことが響いた。
口座数は前月比2.4%増の3万4957口座、証拠金等残高は同6.5%増の214億5000万0000円だった。口座数と証拠金残高は増加傾向を示しており、投資家基盤の拡大と資金流入が進んでいる。