日本取引所グループ(JPX)は、年末年始恒例の25年大納会と26年大発会を12月30日と1月5日に東京と大阪で開く。森保一氏招へいや伝統芸能の上演、YouTubeでのライブ配信を通じ、市場との接点拡大を図る。
東京会場にはサッカー日本代表監督の森保一氏を招き、大阪会場には本年IPOを行った関西圏の上場企業を迎える構成だ。話題性と地域色を前面に出し、上場企業や投資家との関係性を高める狙いとみられる。
東京会場の大納会は25年12月30日15時30分から15時50分までとする。会場は東証アローズのオープンプラットフォーム。山道裕己グループCEOが挨拶し、森保氏が打鐘する。手締めは東京証券取引所の礒本直樹執行役員が務める。
26年1月5日の東京会場の大発会は8時40分から9時に実施する。山道CEOが挨拶し、来賓代表者が打鐘、礒本執行役員が手締めを担当する。
大阪会場の大納会は25年12月30日15時30分から15時50分までとする。会場は大阪証券取引所ビル1階アトリウム。大阪取引所の横山隆介社長と関西経済連合会の松本正義会長が順次挨拶する。打鐘は来賓代表者、万歳三唱は日本証券業協会大阪地区協会の巽大介地区会長が担当する。
26年1月5日の大阪会場の大発会は8時30分から9時まで。人形浄瑠璃文楽の三番叟を十一代目豊竹若太夫らが上演し、新年相場の門出を彩る。横山社長と財務省近畿財務局の坂口和家男局長が挨拶し、来賓代表者の打鐘と今宮戎神社福娘による大株締めで締めくくる。
大納会と大発会のセレモニー会場は東京、大阪とも一般の入場は受け付けない。JPXは日本取引所グループ公式YouTubeチャンネルで両会場の模様をライブ配信し、終了後にアーカイブ動画も公開する。オンライン経由で投資家や市場参加者に広く開かれた式典とする構えだ。


