日本取引所グループなどが発表した2025年12月の国内商品先物総出来高は、前月比19.3%増の160万9053枚となった。前月の急減から反発し、プラスに転じた。前年同月比では28.2%増と堅調さを維持した。ただ、立会日数が22日と前月より多かった影響もあり、一日平均出来高は同2.4%減の7万3139枚と小幅に減少した。
市場全体を押し上げたのは大阪取引所の白金(プラチナ)だ。大阪取引所全体の出来高は前月比23.9%増の139万0510枚(一日平均6万3205枚)となったが、その中で白金標準が同111.9%増の27万1709枚と倍増。白金ミニは同218.1%増の4万7298枚、白金限日も同102.4%増の10万3853枚と、関連取引を含めて商いが急拡大した。工業用需要への期待や割安感からの見直し買いが入り、活況を呈したとみられる。
金標準は同15.2%増の58万2478枚と堅調だったが、小口の金ミニは同9.7%減の34万1074枚、金限日は同10.6%減の2万6625枚とまちまちの動きだった。銀は同216.5%増の288枚と大きく伸びた。
ゴム相場も堅調で、ゴム(RSS3)は同21.2%増の1万6455枚、上海天然ゴムは同7.0%増の730枚だった。とうもろこし、パラジウム等の取引はなかった。
東京商品取引所は同7.8%増の7万9233枚(一日平均3602枚)と持ち直した。主力のプラッツドバイ原油が同5.4%増の7万5820枚と底堅く推移し、全体を下支えした。石油製品は中京ローリーガソリンが同43.2%減の25枚、中京ローリー灯油が同23.1%増の32枚だった。
電力先物は寒波への警戒感などから需給逼迫が意識され、全体で同127.1%増の3356枚と急増した。特に西エリア・ベースロード電力が同234.9%増の1276枚と商いを主導。東エリア・ベースロード電力も同93.5%増の1308枚となった。限月別では月間物が3224枚、年度物が122枚、週間物が10枚だった。
堂島取引所は前月比9.2%減の13万9310枚(一日平均6332枚)と、主要3市場で唯一のマイナスとなった。金が同19.3%減の11万1313枚と振るわなかったことが響いた。一方で、銀は同215.9%増の9101枚、白金は同120.8%増の1万2186枚と、大阪同様に他の貴金属へ資金がシフトする動きが見られた。堂島コメ平均(米穀指数)は同5.5%減の6710枚だった。


