東京金融取引所が発表した12月の取引数量は、為替・株価指数ともに前月から減少し、年末に向けて取引が落ち着く展開となった。為替証拠金取引「くりっく365」は前月比0.7%減、株価指数証拠金取引「くりっく株365」は10.4%減となった。一方、2025年年間(1-12月)の取引数量では、くりっく365が前年比23.6%減と大きく落ち込んだのに対し、くりっく株365は2.5%増と堅調さを維持し、明暗が分かれた。
12月のくりっく365は158万899枚。前年同月比では3.2%増となり、取引水準は回復傾向にある。通貨ペア別では、トルコリラ円が43万4553枚(前月比8.4%増)と取引を牽引。ユーロ米ドルも2万5795枚(同43.1%増)と大幅に伸長した。一方、米ドル円は37万4678枚(同6.5%減)と振るわなかった。
12月のくりっく株365は362万3967枚。商品関連ETFは総じて好調で、プラチナETF(リセット付証拠金取引26)が1万8537枚(前月比309.0%増)、銀ETFが4万4084枚(同179.6%増)と急伸。金ETFも9万2202枚(同33.8%増)、原油ETFも9万2750枚(同13.6%増)と全4銘柄が2桁以上の伸びを見せた。一方、前月に商いを集めたNASDAQ-100は80万8195枚(同2.1%減)と一服した。
2025年の年間取引数量を見ると、全商品合計は9807万6683枚で前年比49.8%減となった。これは9月末に上場廃止となったFXクリアリング取引の大幅減(78.7%減)が影響している。主力商品では、くりっく365が1984万3027枚(23.6%減)と低迷する一方、くりっく株365は5211万2450枚(2.5%増)とプラスを確保。年間を通じて株価指数取引が全体の流動性を維持する役割を担った。


