エース交易(牧田栄次社長)は9月6日に開催した取締役会で、Tiger Trustグループとの資本業務提携基本協定書の解消に向けた交渉を開始することを決議した。また、資本業務提携基本協定書締結の経緯に同社元役職員ら数名による不適切な関与が存在する疑義が生じているため、専門的且つ客観的な見地から調査を行うため、同社と利害関係のない外部の専門家から構成される第三者調査委員会を設置することを決議した。
今後は、エース交易とTigerグループの間で平成24年4月27日に締結された資本業務提携基本協定書の解約に向けた交渉を開始し、上記協定書に基づき発行したエース交易第1回新株予約権3,700個の買戻しに向けた交渉を開始する。また、平成24年6月28日に同社取締役に選任されたジョン・フー氏、マイケル・ラーチ氏、ショーン・ローソン氏、ロバート・ダイクス氏の4名に辞任を求める。これに伴い、持株会社制への移行は、資本業務提携基本協定書解消後、中止することとなる。
また、Tigerグループとの資本業務提携基本協定書の締結の経緯に、同社元役職員ら数名による不適切な関与が存在する疑義が生じている件に関しては、Tiger社グループとの資本業務提携基本協定書の締結に至る経緯その他関連取引につき、事実関係の正確な把握、責任の所在の特定、今後の指針策定などを目的として、専門的且つ客観的な見地から調査を行うため、当社と利害関係のない外部の専門家から構成される第三者委員会を設置する。
第三者調査委員会の委員は以下の通り。
委員長=町田幸雄氏(弁護士・元最高検察庁次長検事)
委員=野口敏郎氏(弁護士・元札幌高検公安部長)
委員=名取勝也氏(弁護士)