日本商品清算機構(JCCH)がまためた3月の国内商品先物取引の出来高は、前月比4・8%増の262万3082枚と2ヶ月続けて増加した。これにより、2011年度の出来高は、前年度比3・5%増の3290万9086枚と8年ぶりに増加した。内外経済の先行き不透明感を受け、安全資産とされる金に注目が集まり、全体の取引量を押し上げた。
取引所別に見てみると、東京工業品取引所が3088万6528枚(前年度比10・3%増)、関西商品取引所が21万8669枚(同216・3%増)となったが、東京穀物商品取引所は同45・7%減の180万3889枚と大幅に減少した。
1日平均出来高は、東工取が12万5555枚、東穀取が7332枚、関西取が889枚となり、すべての取引所が目標枚数を下回った。