東京穀物商品取引所は7日のコーヒー運営委員会で、上場商品であるアラビカコーヒー生豆の取引を休止することを決定した。
15日に開催される取締役会に諮り、承認されれば18日に発会される2013年5月限以降の新甫発会を停止する。
アラビカコーヒー生豆は、平成10年(1998)6月16日に、ロブスタコーヒー生豆とともに試験上場され、平成12年(2000)4月1日に本上場された。当初は人気商品となったが、直近5年間の年間出来高は、59万枚、56万枚、9万枚、10万枚、4万枚と年を追って減少し流動性が低下していた。取引所も経営不振にあり維持費も検査等で他商品に比べてかさむことから、14年の商いに幕が下ろされることとなった。