小林洋行、中間営業益6割減=商品先物不振、不動産で補えず

 小林洋行が29日発表した2026年3月期中間期(25年4〜9月)の連結業績速報は、営業利益が前年同期比60.0%減の5600万円だった。不動産事業などが伸びて増収は確保したものの、主力の投資・金融サービス業の一角である商品先物取引の不振が響いた。

 本業のもうけを示す営業利益が大幅に落ち込んだ。主力の投資・金融サービス業で明暗が分かれたのが主因だ。金融商品取引の受取手数料は同5.6%増の8億400万円と堅調だった。半面、商品先物取引の受取手数料が同18.1%減の2億600万円と大きく落ち込んだ。

 営業収益は同4.2%増の25億8100万円。不動産事業が同18.7%増の6億円と収益を牽引した。インターネット広告事業も同12.5%増の1億9900万円と好調に推移。非金融事業が業績を下支えした格好だ。

 経常利益は同46.6%減の9600万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同36.5%減の8600万円となる見込み。スポーツ施設提供業の減収なども影響した。

 

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