農林水産省は広報誌「aff(あふ)」11月号で、堂島取引所の「堂島コメ平均®」を取り上げた。2024年8月に始まった米の指数先物に触れ、価格変動リスクを軽減する仕組みとして紹介した。
同誌は食と暮らしの情報を発信するWebマガジン。11月号の特集「米」において、「米の先物取引を知る」と題した記事を掲載した。将来の売買価格をあらかじめ決めることで、価格変動リスクを回避するヘッジ機能の重要性を説く。
記事では24年8月開始の米の指数先物について解説した。堂島コメ平均は同取引の基準となる指標。生産者や実需家にとって、経営の安定化に資するツールとしての側面を強調した内容だ。
農水省が媒体を通じて先物取引の有用性を発信した意義は大きい。コメの価格形成における透明性向上や、リスク管理手段としての市場活用の普及に弾みがつく可能性がある。


