大阪取引所は2月3日、貴金属トレーダーのヴィンテージ・ブリオンDMCC(アラブ首長国連邦・ドバイ)を倉荷証券発行の認定業者に指定した。海外法人の認定は初。受託取引参加者には豊トラスティ証券が就いた。
大阪取引所による今回の決定は、国内の貴金属市場における決済基盤の国際化を促すものだ。認定を受けたヴィンテージ・ブリオンDMCCは、世界的な貴金属トレーダーとして知られる。海外法人として初めて認定業者となったことで、同社は貴金属の受渡し決済に不可欠な倉荷証券の発行が可能となる。これまで国内業者に限定されていた発行主体が海外勢に広がることで、市場の流動性向上や取引の多様化が期待される。
実務を担う認定受託取引参加者には、豊トラスティ証券が指定された。認定業者が発行する倉荷証券は、認定受託取引参加者を通じて流通する仕組みとなっており、両社の連携が不可欠となる。豊トラスティ証券は今回の認定を貴金属市場における海外戦略の第一歩と位置づける。今後、海外拠点とのネットワークを軸に、貴金属現物の受渡しを伴う取引の受託を拡大し、事業の拡充を急ぐ構えだ。


