純利益は20.2%減の1億9500万円、金相場高騰も費用増響く=小林洋行

 小林洋行が6日に発表した2026年3月期第3四半期(2025年4~12月)の連結決算は、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比20.2%減の1億9500万円だった。金相場の高値圏での推移を背景に営業収益は5.6%増の37億9400万円と増収を確保したが、全社的な営業費用の増加が利益を押し下げ、営業利益は34.4%減の1億3800万円、経常利益は22.6%減の2億2000万円となった。

 主力の投資・金融サービス業では、金相場が高値圏で推移するなどの好調な市況局面を捉え、新規顧客獲得や預り資産の増加に注力した。金融商品取引の受取手数料は12億1200万円(5.1%増)、商品先物取引は3億3500万円(3.7%増)と堅調に推移したが、システム投資や人件費などの費用増により、セグメント利益は27.1%減の1億4400万円に留まった。

 不動産業は、販売用物件の売却が想定を上回る価格で順調に進み、営業収益が20.0%増の7億5900万円、セグメント利益は7.2%増の2億1200万円と伸長した。一方、生活・環境事業はLED照明の代替需要が継続したものの、生産遅延による工事進捗への影響から、セグメント利益は37.4%減の2200万円となった。スポーツ施設提供業も、猛暑や悪天候による集客苦戦が響き、22.6%の減益となった。

 2026年3月期の通期連結業績予想については、商品市況や為替相場の変動による業績への影響が大きく、合理的な算定が困難として開示していない。期末配当予想も、経営環境の不透明感を理由に「未定」としている。

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