東京金融取引所は16日、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」の新たなマーケットメイカーにみずほ証券を指定したと発表した。29日から業務を開始し、市場の流動性向上を狙う。
大手証券の参入で、市場の活性化に弾みがつきそうだ。みずほ証券が加わることで、投資家はより安定した価格で取引しやすくなる。取引の円滑化が進むとの期待が高まる。
同社は2025年9月29日より業務を開始する。マーケットメイカーは売値と買値の気配値を常に提示する役割を担う。投資家からの注文に応じる義務を持ち、市場の厚みを増す重要な存在だ。
東京金融取引所は今回の指定を通じ、市場参加者間の競争を促す。これによりスプレッド(売買価格差)の縮小など、投資家にとって取引環境の改善が進むことを見込んでいる。