建玉証拠金の割増分を廃止、委託者証拠金に一本化=クリエイトジャパン

 クリエイトジャパンは、2026年1月5日以降の取引から証拠金制度とロスカット(強制決済)ルールを変更する。通常取引において、新規建玉時に委託者証拠金の1.5〜3倍の預託を求めていた「建玉証拠金」を廃止し、委託者証拠金のみで取引可能とする。あわせて損失限定取引のロスカット幅を約定価格の6%に見直す。

 これまでは新規にポジションを持つ際、維持証拠金と割増証拠金の合計である「委託者証拠金」に対し、さらに一定の倍率をかけた額(通常1.5倍、堂島取引所の商品は3倍など)を必要としていた。この上乗せ分を廃止することで、投資家はより少ない資金負担で新規の取引を開始できるようになる。

 リスク管理のルールも変更する。損失額を一定範囲に抑える「損失限定取引」について、ロスカットが発動する値幅を全銘柄一律で約定値段の6%とする。これまでの基準を改め、変動率ベースでの管理を徹底する。なお、25年12月30日の日中立会終了時点で保有している既存の建玉については、変更前のロスカット幅が維持される。

 

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