岡藤ホールディングス(松井政彦社長)は5月25日開催の取締役会において、資本金および資本準備金の額の減少し、剰余金を処分することを決議し、6月28日に開催株主総会に付議することを決めた。
同社は、今年3月期までに繰越利益剰余金の欠損額が97億6671万円余に達しており、今後の資本政策の柔軟性および機動性を確保し、財務体質の健全化を図るとともに、自己株式の取得や配当を可能とするため、資本金および資本準備金の額を減少し、これにより欠損のてん補を行う。
資本金の額は、50億円を15億円減少して35億円とし、減少する資本金の額の全額を、その他資本剰余金に振り替える。また、資本準備金の額19億6571万円余もその他資本剰余金に振り替える。その後、その他資本剰余金を欠損てん補に充当する。