コメ先物、8月8日にスタート

 東京穀物商品取引所と関西商品取引所は19日、それぞれ理事会と取締役会を開き、農林水産省から試験上場の認可を受けたコメ先物の取引を8月8日に開始すると正式に決定した。今後、2年間の試験期間を経て、本上場への移行を目指す。

 標準品は東穀取は関東(茨城、栃木、千葉県)産コシヒカリ、関西商取は北陸(石川、福井県)産コシヒカリを取引対象とする。取引単位は1枚=100俵(6トン)と同50俵(3トン)、呼び値は60キロ(1俵)/円。両取引所とも受渡期限を平成23年11月限、同年12月限、24年1月限の3限月として取引をスタートする。

 東穀取の取引時間は日中が午前9時~午後3時半、夜間が午後5~7時、関西商取の取引は板寄せで立ち会いは前場3回、後場3回の計6回となっている。