日産センチュリー証券(貫雄彦社長)は、10月17日より、取引時間を限定し、少額証拠金システムを導入した、商品先物オンライントレード「アクティブ口座」をリリースした。
アクティブ口座は、日本商品清算機構(JCCH)が定める単一商品の単一限月において一枚建玉した場合に必要となる証拠金額であるプライス・スキャンレンジの50%の証拠金額で建玉することができる。例えば、東京金(標準)のプライス・スキャンレンジが18万円の場合だと、アクティブ証拠金は9万円となる。
アクティブ口座の取引時間は夜間立会時はAM3:00、日中立会時はPM3:00までに建玉決済が必要となる。取引手数料は一枚あたり片道250円(税込)。FIFO(先入先出法)を採用し、ロスカットラインは、アクティブ証拠金合計額の60%を超える評価損発生で自動ロスカットとなる。
なお、既存の「アクセスCX」で取引している顧客も、「アクティブ口座」との併用が可能。また、海外デリバティブ取引口座を保有する顧客は、海外市場の値段や板画面をリアルタイムで確認しながら、東京市場への注文が同一画面上から即座に可能となり、利便性が格段に向上する。
建玉のオーバーナイトが可能な「アクセスCX」に加え、「市場動向を反映して日計りを中心とした短期売買を頻繁に行うお客様の割合が、年々増えてきた」ため、従来のシステムやルールでは提供できなかった投資家のニーズを最大限に取り入れると共に、不測の損失に対応可能なロスカットシステムを導入することにより、新しい投資家へのニーズ対応することが目的だ。
商品先物オンライントレード「アクティブ口座」のリリースについて
=日産センチュリー証券