サーキット・ブレーカー(CB)の運用を変更

東京工業品取引所の江崎格社長は、11月15日の取締役会後の定例記者会見で、サーキットブレーカー(CB)制度の運用を変更することと発表した。実施日は来年1月4日の大発会から。

現行制度では同一商品について6限月のうち1限月でも設定した幅外で対当した場合、全限月でCBを発動する限月間連動制をとっているが、約定の機会を減らし、流動性を損ねていることにもなったいたため、限月ごとにCBを発動させる制度に改善する。これまでは、流動性の乏しい限月でCBが発動することで流動性が見込める他限月までもが休止したり、寄りつきでCBが発動した場合に、他限月では寄りつきが出来る状況にもかかわらず値段がつかなかったりといった影響が出ていた。

先物協会や東京穀物商品取引所からも改善の要望が出されていた。システムを共同利用する東穀取も来年の大発会より運用を見直す。

サーキット・ブレーカー(CB)発動時の限月間連動取り止めについて
=東京工業品取引所