楽天証券は3月31日から、MT4CFDプラットフォームで商品CFD(差金決済取引)を含む新たに23銘柄の取扱いを開始する。エネルギー、貴金属から農産物まで幅広い商品が追加され、ポートフォリオ分散の新たな選択肢を投資家に提供する。
新規追加される商品CFDにはエネルギー関連の天然ガスや原油、貴金属の金銀のほか、砂糖、小麦、トウモロコシといった農産物が含まれる。さらに生牛(ライブキャトル)や綿花など特色ある商品も取引対象となった。国際商品市場への投資機会が大きく広がる形だ。
最低取引単位も少額からの参入を可能にする設計となっている。金(XAUUSD)は0.01オンス、銀(XAGUSD)は0.1オンスから取引可能。WTI原油(USOIL)も0.1バレルという小口での取引に対応した。レバレッジを活用した取引も可能で、相場変動に対して機動的な投資判断が行える。
商品CFDはインフレ指標となる原材料や、世界経済の動向を反映する傾向があり、株式市場とは異なる値動きを示す特徴がある。地政学リスクや異常気象による供給不安など、様々な要因で価格が変動する。株式や債券と相関性の低い資産クラスとして、リスク分散の手段となる。
MT4CFDでは証券CFDも充実させ、日本TPXや米国TEC、中国A50など世界各国の指数が網羅される。これらと合わせて楽天CFDの取扱銘柄は計100銘柄に拡大。一方、既存のXAUUSDなど一部銘柄については5月12日に新規注文受付を停止する。
商品市場は供給制約や需要変動など、株式市場とは異なるファンダメンタルズで動く。投資家にとって商品CFDの充実は、マクロ経済環境の変化に対応するための選択肢を増やすことになる。取引にはMetaTrader4またはMT4 webの専用プラットフォームが必要となる。
