3月の国内商品先物出来高2.6%増、前年比では4割減

2025年3月の国内商品先物総出来高は前月比2.6%増の136万8823枚となった。一日平均(立会日数20日)は同7.7%減の6万8441枚。前月比では小幅増となったものの、前年同月比では39.5%もの大幅減少となっており、市場縮小が鮮明になっている。特に金や白金の限日取引では前年比8割近い減少となるなど、商品によっては一段と厳しい状況が続いている。

大阪取引所の3月出来高は前月比4.5%増の103万0423枚(一日平均5万1521枚)となった。しかし前年同月比では大幅な減少が目立つ。商品別でみると、金標準が前月比6.0%増の57万1487枚も前年同月比では42.5%減、金ミニも前月比5.2%増の19万5964枚と堅調に推移する一方、金限日は前月比11.7%減・前年同月比では81.4%減の4万7068枚と大幅に減少した。銀は前月比12.5%増の72枚となった。白金標準は前月比11.3%増も前年同月比51.1%減の13万9753枚、白金限日も前月比12.6%増の一方で前年同月比71.7%減の4万5940枚と深刻な落ち込み。ゴム(RSS3)は前月比30.9%減、前年同月比69.9%減の1万7913枚となった。とうもろこしは前月比89.6%減、前年同月比98.8%減の8枚と取引がほぼ消滅状態となっている。

東京商品取引所は前月比14.1%増の10万5469枚(一日平均5273枚)だった。商品別ではプラッツドバイ原油が前月比3.9%増だが前年同月比27.9%減の9万2781枚、中京ローリーガソリンが前月比3.1%増の67枚、中京ローリー灯油が前月比8.3%減の11枚。電力先物は全体で前月比308.4%増の1万2600枚と大幅に増加した。このうち東エリア・ベースロード電力が前月比416.9%増の1万1884枚、東エリア・日中ロード電力が前月比2790.9%増の318枚と急伸。LNG(プラッツJKM)は前月比33.3%減の10枚だった。

堂島取引所は前月比8.9%減の23万2931枚(一日平均1万1647枚)と唯一減少した。前年同月比では金が202,922枚から219,785枚へと8.3%増加した一方、銀は1,103枚から274枚へと75.2%減、白金は5,931枚から2,295枚へと61.3%減となった。商品別では金が前月比11.1%減の21万9785枚、銀が前月比44.0%減の274枚と低調。一方、白金は前月比89.5%増の2295枚、堂島コメ平均(米穀指数)は前月比59.3%増の1万577枚と増加した。

3取引所の合計取組高は5.2%減の26万9292枚で、金(標準)が14.3%減の4万703枚、ドバイ原油が6.4%減の2万6611枚となった。

2024年度通期の国内商品先物取引データをみると、金標準は891万7822枚(前年度比9.9%増)、金ミニは227万1538枚(同74.6%増)と増加した一方、金限日は179万3378枚(同17.8%減)、銀は1212枚(同77.9%減)となった。白金標準は254万3203枚(同0.4%減)とほぼ横ばい。ゴム(RSS3)は34万6434枚(同44.7%減)、とうもろこしは3116枚(同82.2%減)と大幅に減少。プラッツドバイ原油は131万2773枚(同24.5%減)となった。電力先物は東エリア・ベースロード電力が2万2612枚(同271.3%増)と急増した。

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