1月くりっく365取引29%増、日経225や銀ETF急伸=東京金融取

 東京金融取引所が2日発表した2026年1月の取引数量によると、為替証拠金取引「くりっく365」は前月比28.7%増の203万4450枚だった。株価指数証拠金取引「くりっく株365」も15.3%増の417万8092枚と、ともに2桁の伸びを記録した。

 主力の「くりっく365」は、1日平均で9万6878枚の取引を数えた。前年同月比でも18.1%増と高い水準を維持している。通貨ペア別では、トルコリラ/円が前月比19.3%増の51万8420枚で首位を確保。2位の米ドル/円は36.5%増の51万1583枚と急伸した。このほか、南アフリカランド/円が59.5%増、ハンガリーフォリント/円が54.8%増となるなど、高金利通貨への資金流入が際立った。対照的に、英ポンド/円やユーロ/米ドルは前年同月を大幅に下回り、通貨間の勢力図に変化が生じている。

 「くりっく株365」は、株価指数と商品ETFの双方が活況を呈した。指数別では日経225リセット付証拠金取引が前月比41.9%増の96万4632枚と大幅に伸長したほか、証拠金額を抑えた日経225マイクロも81.8%増の93万9536枚と急増した。米国株関連ではNYダウが3.8%増の98万841枚と堅調だった。一方、NASDAQ-100は18.8%減、ラッセル2000も1.1%減と、ハイテク株比率の高い指数には調整の動きが見られた。

 商品ETFは全4銘柄が揃って前月を上回る強い伸びを見せた。銀ETFが前月比200.0%増の13万2264枚と爆発的に増加したほか、金ETFも97.9%増の18万2476枚と倍増に近い水準まで急伸。貴金属市場への投資意欲の強さが鮮明となった。プラチナETFは46.6%増の2万7174枚、原油ETFも26.7%増の11万7497枚と、エネルギー関連も底堅く推移した。

 金利先物等取引は5万4448枚で、前月比15.2%増となった。全商品の合計取引数量は626万6990枚。前年同月比では56.3%減となるが、2025年9月末に廃止されたFXクリアリング取引を除いたベースでは前月比19.3%増、前年同月比7.2%減となる。年始から為替や日経225、商品ETFを中心に取引が活発化しており、市場全体として持ち直しの動きが強まった。

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