関西商取＝開所60周年記念事業を実施

　関西商品取引所は10月22日、開所60周年を迎えたことを記念して「堂島トライアルプロジェクト（DTP）」及び「堂島先物塾」を実施すると発表した。

　「堂島トライアルプロジェクト（DTP）」は、コメ先物取引を活用した農業政策の可能性に関する研究資料を作成することを目的に、当業者にコメ先物取引を実際に経験してもらい、同取からのアンケートやインタビューに協力してもらい、利用実態や行動様式について調査する。

　調査にあたり、協力してもらう当業者を、100社ほど募集する。対象となるのは、①コメに関わる当業者②同所が取引終了後に実施する調査に協力できること③指定商品先物取引業者の口座開設に係る審査をクリアした業者。

　募集期間は11月8日まで。コメ先物の取引については新規が11月12日から12月10日まで、決済は取引開始日から翌2013年（平成25）5月10日までで、対象限月は13年3・4・5月限とする。なお社名非公開のアンケート調査に協力した業者には調査協力費として1万5,000円を贈呈する。

　一方、「堂島先物塾」は、先物取引未経験者を対象とした勉強会を開催する。一般の先物取引未経験者が対象で、1時間程度全2回の講議を毎週継続的に行う。講議内容は初回が先物取引の仕組み全般、2回目が板寄せ取引についてで、定員は各クラス先着順で10人とする。

　開講日は11月7日(水)。それ以降は毎週水曜日の10：00～、14：00～、16：00～、18：00～から希望する時間を選択できるが、予約が必要となっている。

　申込み締切りは毎週金曜日の正午で、受講料は無料とする。なお当業者向けの勉強会は希望があれば随時開催する。

　また、同取は同10月22日から、公式Facebookをスタートした。コメ先物取引に関することや、関西圏の地域情報、各種イベント情報など、皆様に「なるほど」と思っていただけるようなトピックを紹介していきたいとコメントしている。