金・白金先物の手数料上げ 9月から、コスト増を転嫁=岡安商事

 岡安商事は26日、商品先物取引の一部で手数料を引き上げると発表した。大阪取引所の金や白金の先物など6商品の対面取引が対象だ。2025年9月1日から適用する。取引証拠金の高騰や諸経費の値上がりを受け、高品質なサービスの維持を目指す。

 対象は金標準、金ミニ、金限日、白金標準、白金ミニ、白金限日の各取引。具体的には「金標準先物」の片道手数料を税込み9900円から1万2100円に引き上げる。「白金標準先物」は同6050円から6930円に改定する。

 同社は今回の改定理由を「取引証拠金の高騰や諸経費の値上がり」と説明。近年、対象市場や商品の価格変動が想定以上に大きくなっているという。価格変動リスクへの対応を強化し、安定したサービス提供体制を維持する狙い。

 手数料の引き上げは投資家の取引コスト増につながる。同社は顧客への理解を求めるとともに、今後も取引しやすい環境づくりに努める方針を示した。

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