大阪取引所は16日、スイスに本社を置く貴金属大手のMKS PAMP社を、貴金属の倉荷証券発行に係る認定業者として正式に認定したと発表した。これにより同取引所の認定業者数は計3社となり、うち2社が海外法人となる。認定業者は認定受託取引参加者を通じて倉荷証券を発行でき、多様かつ柔軟な取引が可能になる。今回の認定受託取引参加者は豊トラスティ証券株式会社。大阪取引所は市場機能の向上に向け、2026年5月にも認定業者制度を見直していた。
大阪取引所の多賀谷彰社長は、MKS PAMP社の参画により市場参加者の多様化や流動性向上が期待されるとし、引き続き利便性と信頼性の高い市場運営に努める考えを示した。MKS PAMP社のジェームズ・エメット(James Emmett)CEOは、わずか3社の認定業者の一社に選ばれたことを同社への信頼と実績の評価と受け止め、国際的な知見と信頼性の高い製品の提供を通じて日本の貴金属市場への貢献を続ける意向を示した。
MKS PAMP社は、金・銀・プラチナ・パラジウムなど白金族金属製品の精錬・製造・取引を手掛ける世界有数の貴金属企業。スイスに本社を置き、60年以上の実績と業界最高水準の設備を持つ。LBMA(ロンドン地金市場協会)とLPPM(ロンドン白金・パラジウム市場)双方の認定を受けた「グッド・デリバリー審査機関」は世界に3社のみで、同社はそのうちの1社にあたる。主力ブランド「PAMP」は「Lady Fortuna™」デザインで知られる世界有数の地金ブランドで、金融機関や投資家から広く信頼を得ている。


