日本取引所グループ(JPX)は2月25日、4月1日付で横山隆介東京証券取引所専務執行役員(62)が代表執行役グループCOO(最高執行責任者)に就任する人事を発表した。任期満了に伴う経営体制の変更によるもので、現任の岩永守幸氏は3月31日付で取締役を退任する。新体制下でシステムの安定稼働と市場競争力の強化を一段と推進する。
代表執行役グループCOOに昇格する横山氏は、事業子会社である東京証券取引所の代表取締役社長を兼務する。横山氏は1986年に東京証券取引所に入所。ITビジネス部長やIT企画担当の執行役員を歴任し、2021年にJPX常務執行役、2024年には東証専務執行役員に就いた。長年にわたり市場インフラの基幹となるIT部門を主導してきた実績が評価された。
今回の役員人事は、25日に開催された指名委員会および取締役会で決定された。山道裕己代表執行役グループCEO(最高経営責任者)は留任し、横山氏との新たな指導体制に移行する。退任する岩永氏は、同日付でJPXの取締役からも退く予定だ。
あわせて傘下各社の役員人事も確定した。東京証券取引所の専務執行役員には青克美氏が就き、総合管理室を担当する。常務執行役員には、ITサービス室担当として神木龍哉氏、IT開発(トレーディング)担当として田倉聡史氏らがそれぞれ就任する。大阪取引所では多賀谷彰代表取締役社長が留任。JPX総研の代表取締役社長も宮原幸一郎氏が引き続き務め、データ・インデックス事業の拡大を継続する。


