豊トラスティ証券、26年3月期純利益131%増の44億円 手数料増で最高益

 豊トラスティ証券が8日発表した2026年3月期連結決算は、純利益が前年同期比131.0%増の44億2400万円となり、過去最高益を更新した。純営業収益は同69.7%増の129億6900万円、営業利益は同203.0%増の62億8400万円。売上高営業利益率は48.4%(前年度27.1%)、自己資本当期純利益率(ROE)は27.7%(同14.6%)といずれも大幅に向上した。

 収益拡大を牽引したのは受入手数料で、同66.0%増の125億1000万円に達した。事業別では商品デリバティブ取引の売買高が同9.3%増と堅調に推移したほか、金融商品取引ではトレーディング損益が1億9800万円の利益(同614.1%増)へと改善し、全体利益に寄与した。

 取引活性化を背景に、総資産は前期末比1605億9000万円増の2864億5000万円となった。主に差入保証金や預り証拠金、委託者先物取引差金などの項目が増加している。資産規模の拡大により、自己資本比率は6.3%(前期末は11.0%)となった。

 純利益は2023年度から継続して拡大している。好調な業績を受け、年間配当は前期比124円増の210円とした。今後は東京証券取引所の取引資格取得による商品拡充を急ぎ、証券分野への本格進出で収益基盤の多角化と経営体質の強化を進める方針だ。

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