商品先物上場3社の2026年3月期連結業績速報(2025年4月1日~2026年3月31日)が出揃い、豊トラスティ証券が44億2400万円、日産証券グループが9億5300万円、小林洋行が2億8000万円と、いずれも大幅な増益を確保した。
豊トラスティ証券は、営業収益が前期比69.6%増の129億9100万円、営業利益が203.0%増の62億8400万円、当期純利益は131.0%増の44億2400万円となった。商品デリバティブ取引総売買高は9.3%増の138万7000枚に達し、受入手数料は66.0%増の125億1000万円、トレーディング損益は614.1%増の1億9800万円の利益を計上した。個別業績でも営業収益が68.4%増の129億4700万円、当期純利益が161.5%増の44億500万円と大幅な増収増益を達成している。
日産証券グループは、営業収益が前期比17.1%増の86億3100万円、営業利益が105.9%増の14億6700万円、当期純利益は171.7%増の9億5300万円となった。市場の活況を背景に、中核子会社の日産証券における主力商品である金標準先物の取引代金が34兆1461億円(228.0%)、売買枚数が172万枚(146.2%)と急増した。株式等売買代金も5322億円(126.6%)に伸び、連結の受入手数料は75億7400万円、トレーディング損益は2億2100万円の利益を計上している。一方、販売費・一般管理費は70億7000万円に増加したほか、連結子会社での将来減算一時差異に係る繰延税金資産の取り崩しにより、2億3000万円の法人税等調整額を計上した。特別損失として固定資産の減損損失1億3500万円を計上したが、2025年3月24日付で公表していた投資有価証券売却に伴う特別利益の計上は、当期中に売却がなかったため発生していない。
小林洋行は、営業収益が前期比7.8%増の50億4700万円、営業利益が0.6%増の1億8200万円、当期純利益は17.0%増の2億8000万円となった。投資・金融サービス業における金融商品取引受取手数料が5.8%増の16億5000万円、商品先物取引受取手数料が25.1%増の4億7800万円と伸長した。不動産業(12.7%増の8億8000万円)や生活・環境事業(9.7%増の11億1000万円)、インターネット広告業(5.2%増の3億6600万円)が増収となった一方、スポーツ施設提供業は2.0%減の4億8300万円に留まった。投資有価証券売却益として8100万円の特別利益を計上している。個別業績では営業収益が3.7%減の3億8200万円となり、営業損失8700万円を計上したが、投資有価証券売却益6100万円等の特別利益により、当期純利益は85.4%増の1600万円を確保した。

