大阪取引所(OSE)は13日、米ドル/円など通貨先物3銘柄と、取引単位を大幅に縮小した貴金属の「ポケット先物」2銘柄を新規上場した。日本取引所グループ(JPX)市場内で商品取引と為替ヘッジを完結させる「ワンストップ取引」を可能とし、利便性を向上。高値圏にある貴金属の小口化により個人投資家の参入障壁を下げ、デリバティブ市場の活性化を図る。
通貨先物の対象は、米ドル/円、ユーロ/円、オフショア人民元/円の3銘柄。JPX市場内での直接的な為替リスクヘッジを求める投資家ニーズに対応した。商品取引と為替ヘッジを同一市場内で完結できる体制を整え、これまで為替変動を懸念していた層の新規参入を促す。
貴金属市場では歴史的な高価格帯が続いており、標準先物の証拠金や取引単位が個人投資家にとって過大となっていた。これを受け、取引単位を金標準先物の10分の1とした「ポケットゴールド100先物」と、白金標準先物の5分の1とした「ポケットプラチナ100先物」を投入。少額からの資産運用を可能にする設計とした。
同日、大阪証券取引所ビル1階のアトリウムでは多賀谷彰社長が出席して上場セレモニーが開催され、新たな市場の門出を祝った。新商品の具体的なコントラクト・スペックや証拠金要件の確認を通じ、投資戦略への組み込みが期待されている。


