ウェブサイト刷新で利便性向上＝JPX

日本取引所グループは15日、公式ウェブサイトを全面刷新した。デザインや機能を一新し、利用者の利便性向上を図るのが狙い。

今回の改訂は2015年以来10年ぶりの大規模リニューアルとなる。国内外の投資家や上場企業、取引参加者など多岐にわたるユーザーに向け、情報発信の効率化を目指した。具体的には、トップページを含む各ページに余白を多く設け、視覚的に見やすくする工夫を施したほか、グローバルメニューを画面上部に配置し、目的の情報に迅速にアクセスできる構造とした。さらに、PCやスマートフォンなど異なるデバイス上での表示最適化を可能にするリキッドデザインを採用。日英両言語の切り替えも容易とし、グローバルでの利用利便性を追求した。

旧ウェブサイトからの移行に伴い、構成や機能の一部変更も行われた。中でも「JPXについて」のページは「JPX企業情報」に改名され、一部ページの階層が整理された。また、個人向けの「マイ・ポートフォリオ」機能に登録されている情報は引き継がれず、再登録が必要となる点で利用者への影響が懸念される。これに対応するため、取引所側はキャッシュのクリアや画面の再読込みを利用者に呼びかけている。