日産証券グループが12日発表した2026年3月期連結決算は、純利益が前年同期比171.7%増の9億5399万円となった。営業利益は105.9%増の14億6755万円、経常利益は105.8%増の16億7820万円。主力の金先物取引における受入手数料が大幅に増加した。業績拡大に伴い、年間配当は前期比6円増の15円(前期は9円)とする。
中核子会社の日産証券で「金標準先物」の取引が拡大した。合計取引代金は34兆1461億円(前年同期比228.0%)、売買枚数は172万枚(同146.2%)に達した。株式等の売買代金も5322億円(同126.6%)と増加し、連結受入手数料は75億7428万円(同114.1%)となった。販管費は取引関係費や人件費の増加で70億7083万円(同107.1%)となったほか、特別損失に減損損失1億3556万円などを計上した。
連結総資産は、商品先物取引に伴う差入保証金の増加(1149億5993万円増)などで、前期末比1353億3270万円増の2720億3204万円となった。自己資本比率は4.7%。
株主還元の強化では、2025年5月と11月の決議に基づき計239万4600株の自己株式を取得した。総還元性向を60%以上とする方針に対し、当期の配当性向は79.4%となった。


