日本商品先物取引協会がまとめた2026年5月の店頭商品CFD取引件数は、前月比17.2%減の2億3127万492枚だった。前年同月比は53.5%増。主要分類の取引が落ち着き全体件数は2カ月連続の減少となったが、依然として前年水準を大きく上回っており、市場規模の拡大基調は揺るぎない。
商品分類別では、エネルギーが前月比22.8%減の9204万3423枚、貴金属が同18.0%減の12622万7858枚だった。一方、農産物は同107.8%増の1299万9211枚と倍増。エネルギーや貴金属のボラティリティ低下で市場全体の流動性は低下したものの、独自の需給要因を持つ農産物の急騰が下支えとなった。
口座数は前月比0.4%増の4万8011口座、証拠金等残高は同8.7%減の341億900万円だった。口座数の微増維持は新規参入者の定着を示す一方、残高減少は既存投資家の利益確定などの動きを反映したものだ。参加基盤は広がっており、余力を持つ投資家が待機している現状から、ボラティリティの再拡大とともに再び取引が活性化する潜在力は極めて高い。


