豊トラスティ証券が7日に発表した2027年3月期第1四半期の連結決算は、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比24.3%減の4億5743万8000円だった。主要収益源である商品デリバティブ取引の受託が、不透明な市場環境を背景に低迷したことが響いた。営業収益は22.3%減の17億63万3000円、純営業収益は22.4%減の16億9553万8000円、経常利益は51.7%減の4億3793万5000円と、大幅な減収減益となった。
収益面では、商品デリバティブ取引の総売買高が159,853枚と前年同期から46.2%減少したことが大きく影響し、受入手数料は24.5%減の15億9293万円に落ち込んだ。金融商品取引の総売買高は656千枚と11.4%増加したものの、全体を補うには至らなかった。損益面では、前年同期に6606万4000円の利益を計上していたトレーディング損益が2930万4000円の損失に転じた一方、金融収益は前年同期の553万5000円から1億3142万7000円へと大幅に増加した。販売費及び一般管理費は1.1%減の13億05万円に抑えたが、営業利益は54.8%減の3億9024万8000円にとどまった。
財政状態については、2026年6月末の資産総額は前連結会計年度末比539億9733万9000円減の2324億5364万5000円となった。流動資産において「現金及び預金」が27億54万円、「差入保証金」が520億49万円減少したことが主因である。負債総額は530億2119万3000円減の2152億4536万6000円で、主に「預り証拠金」が306億64万円、「委託者先物取引差金」が171億46万円減少した。純資産は9億7614万5000円減の172億0827万9000円となったが、自己資本比率は7.4%と前連結会計年度末の6.3%から上昇している。
なお、商品・証券・為替市場の不確実性が高く合理的算定が困難であるとして、2027年3月期の通期連結業績予想および配当予想は「未定」とした。


