小林洋行が12日に発表した2026年3月期の連結決算は、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比17.0%増の2億8,000万円となった。営業収益は同7.8%増の50億4,700万円、営業利益は同0.6%増の1億8,200万円、経常利益は同9.6%増の2億7,900万円。主力の商品先物取引や金融商品取引で預かり資産が増加したほか、不動産事業における販売用物件の売却が順調に進み、同事業は開始以来最高の業績を記録した。
セグメント別では、投資・金融サービス業の営業収益が同7.9%増の22億700万円、セグメント利益が同5.3%減の2億1,700万円。金ETFや日経225等の主力商品でトレンドを捉え預かり資産を積み上げ、「くりっく365の自動売買サービス」の認知向上も寄与して受取手数料が伸長した。生活・環境事業は、変額保険の提案注力による手数料増やLED照明等販売の伸びにより、利益が同87.0%増の5,700万円と大幅増益を達成した。
不動産業は営業収益が同12.7%増の8億8,000万円、利益が同1.6%増の2億5,700万円。販売用不動産の高値かつ前倒しでの売却進展に加え、ビジネスホテルもインバウンド需要の回復で高水準の稼働率を維持した。インターネット広告業は動画広告需要を背景にアフィリエイト運用代行が堅調で増収増益。一方、スポーツ施設提供業は猛暑や悪天候が響き、減収減益となった。
総資産は差入保証金や投資有価証券の増加を主因に、前期末比31億4,500万円増の240億2,300万円となった。負債は預り証拠金などの積み上がりで同28億4,100万円増の139億5,200万円。自己資本比率は41.9%。営業活動で5億7,500万円の収入となった一方、自己株式取得などの財務活動で3億3,200万円、投資活動で1億7,900万円を支出し、期末現金及び現金同等物残高は17億8,500万円となった。1株当たりの期末配当は6円(年間合計6円)とする予定。


